私たちについて

金印倶楽部

理念

世界情勢が大転換した1990年、経団連相談役の故花村仁八郎氏を初代会長に迎えて金印俱楽部を設立。

以来、4半世紀を超える活動を続け、2016年5月にNPO法人として認証を受け、2019年6月に任意団体に回帰しました。

日本経済界の牽引者の一人であり、郷土の大先輩でもある花村氏が国宝・金印に託した思い、それは世界に通用するこどもたちを育てようというものでした。

金印俱楽部の理念は「和魂球才」。よく歴史を学び、他者を思いやり、勤勉、誠実を尊ぶ日本人の「和魂」を身につけて、地球規模の多様な文化に対応できるグローバルな才能を育みたい。私たちは考えました。

活動内容

小さな博物館運動

小学校に金印レプリカを贈呈

国宝・金印は「小さな博物館」です。手のひらにおさまる小さな金印ですが、この金印の中には2000年前の日本人が紡いだ交流の歴史が秘められています。この金印からたどる歴史や文化を通じて私たちは未来を創造する知恵と交流する勇気を育てるため、1996年から福岡県下の小学校を中心に実物大の金印レプリカを寄贈して参りました。

子どもたちの「交流する心」、「歴史を学ぶ心」、「夢に挑戦する心」を育てる活動を続けて来ました。

寄贈校は延べ229校にもなりました。(小学校196校、中学校33校)

(2020年12月末日現在)

中学校にも寄贈、立志式を支援

長年にわたる小学校への金印レプリカ贈呈の実績が評価され、歴史をより深く学ぶ中学校からも実施を希望する声が寄せられ、2017年度から中学校への寄贈も開始致しました。

また、中学校で実施されている立志式を支援。立志式とは中学2年時、生徒たちが自らの志を発表する記念式典で、福岡市立の全中学校で実施されています。私たちは、金印レプリカ贈呈と生徒たちの志を励ます立志講演会を実施して来ました。

先人を語り伝える活動

金印俱楽部のスローガンは「郷土の宝を未来へつなぎます」。郷土の宝とは、金印だけではありません。次代を見つめ、時代を切り拓いてきた九州・福岡をはじめとする我が国の先人たちもそうです。

その志、逆境に負けない強さ、知恵や勇気や遊び心を語り伝えることで、郷土の歴史を未来につなぎます。講談師・神田紅による「金印スピリッツを語る神田紅独演会」を開催、講談教室「福岡紅塾」では、郷土の語り部を育成し、日本語の素晴らしさや郷土の息吹や風土を学び、語り伝えて来ました。

金印倶楽部の歩み

1990年 任意団体として設立
2016年 NPO法人の認証を受ける(正式名称:NPO法人金印俱楽部)
2019年 NPO法人を解散、任意団体に回帰
2020年 解散